日本人にとっての漢字と外国人の漢字学習
超久しぶりのブログになってしまいました〜。
本日は台風で、日本語学校の授業が休講になりまして、よし、今日こそ!!と思い書いています。
もう2ヶ月前になりますが、Twitter(現X)でこのようなTweetがバズっていました。
↑上記はTwitterのアカウントがない人は見られないかもしれません。
そんな方はこちら⇓のtogetterだったら見られるかな?
仕事のメールを『偽中国語』に変換してみたらテレパシーかってくらい要件がスラスラ頭に入ってくる「ひらがなの存在…」
https://togetter.com/li/2188318
このポストとコメントを読んで、漢字の意義を考えさせられました。
私が考えていた以上に、日本人は漢字をイメージで覚えているんだな〜ということです。
以前、漢字圏の国の学習者に、レッスンでWEB上の記事を読んでもらったことがありますが、パッと黙読後、意味はほとんどわかったと言っていました。でも、音読してもらうと、漢字、とくに訓読みになるとまったく読めませんでした。それでもJLPTのN1は合格しています。
(ちなみに、このような学習者や英語圏の学習者には、”理解くん”を紹介しています。)
また、先日ある日本語学習者が日本映画「呪怨」を見たと言っていました。
それを聞いて私はドキュメントに「呪怨」と書きながら、
「ひー、この漢字、見るだけで恐いですよ〜」
と言ったんですが、学習者は「え、そうなんですか?」と不思議そうでした。
これらのことを併せて考えると、外国人の日本語学習では、基本的な漢字をもっとイメージで、じっくりと勉強したほうがいいのかも…なんて思い始めています。
今はパソコンやスマホで打てば変換で出せるんだから、漢字は読み方を重点的に覚えたほうがいいという考えが強くなっていますが、読み方はもちろんだけど、
意味と漢字の見た目・形自体を関連付けてじっくり覚える
というのを、初中級レベル(N3ぐらい?)ぐらいまではやるのがいい気がしています。
漢字自体も、冠・偏・旁の組み合わせなので、初中級レベル以上になっても、それまでの漢字をイメージと関連付けて覚えていると、より覚えやすくなるんじゃないですかね〜。
話は少しズレますが、日本語学習者さんたちは、敬語にビビっている人が結構います。
個人的には、敬語はあまり意識せず、「です・ます」の丁寧体で話せばいいと思っています。敬語ができないから話せないなんてもったいないし本末転倒。敬語は話すのは最低限、あとはある程度は聞いてわかるようにはしたほうがいいけど(日本人でも外国人のお客さん相手にめっちゃ敬語を使う人がいるので(^_^;))、やたらめったら敬語をゲットする勉強よりも、基本漢字のイメトレ(⇐名前付けたw)したほうがいいんじゃないかなー!!
もっと言うと、一般日本人も、敬語なんて使うのやめたらいいのに…とさえ思います(⇐乱暴?)いや、タメ口で話せというのではなく、です・ますで充分やろ〜〜って思うんですよねえ。