「それはサビ残強要でしょう」と思った話

最近1校日本語学校を辞めました。

その学校に対して、ちょっと変じゃないか?ということは複数ありましたが、辞めるレベルの理由は1つです。

具体的に言うと、「教案指導をするので教案を出せ」と言われたことです。

*日本語教師の教案についてのブログはこちらもおもしろい(おそろしい)です。
HAIBARAさんの「日本語教師の授業には、教案なんか要らないと思う話」をどうぞ。


教案指導だけだったらまだ我慢しようかと思えるんですが、もう少し細かく言うと、


①なんの説明もなく、教師会の翌日、新学期が始まるのに1週間もない時点で突然メールで言われた
②時間がないにも関わらず、10人超えの初級担当教師の教案を全て一人の教師が見るということ
③私をはじめ、新人教師ではない初級担当者が複数いるようなのに、その学校(その指導者)の教授法がベストだと思っているようだということ
④新しい教科書を買わされ(支給ではない)、私にとっては全く初めての教科書なので、6時間ほどかけてスライドを作成して提出したら、「どうやって導入するのかわからない。コメントもつけられないので、WordかExcelで出せ」と言われたこと

以上が、辞めることにした理由です。

時間的に、もう絶対間に合わないと思いました。
その学校1校でしか教えていなくて、寝食以外の時間を全て捧げたとしても難しいだろうと思ったし、実際私は別の日本語学校や、企業、オンラインレッスンでも教えているのです。
もう、ぜーーーーーったい無理!!!!死ねというのか?!
それを、

「学生のため」

の一言で無理強いするのです。非常勤講師をなんだと思っているのだろう?想像力がなさすぎるよなあ。
これって、サビ残強要じゃないですか!やりがい搾取を地で行っている…。

というわけで、とにかくこのままここで頑張ったら死ぬ!と思って、即辞めました。

もちろんその学校側から見れば、ド顰蹙のはずです。
私も20年以上日本語教師をしていて、日本語学校は10校以上お世話になりました。
辞めるときは、1ヶ月以上前に伝えてきました。
でも、今回は、急激に限度を超えた、ダメだと思い、決めました。

ちなみに

③の「その学校(その指導者)の教授法がベストだと思っていること」は、その学校が勘違いして自信過剰になっていると私は考えています。このことは、別ブログでまた書こうかと思います。

④の「Word・Excelで出せ」に対しては、
「私にとってはWord・Excelは非効率なので、10年前に止めました」
と(メールで)伝えました。

そして、この学校は日本語教師養成課も行なっているようです。
勘違いする、または苦労する新人日本語教師が生まれるのかもなー、勘違いした人とは一緒に仕事したくないなー。

日本語学校の授業準備に苦しんでいる非常勤のみなさん、私のような辞め方をした人間もいます。
(その学校では私は悪い意味での伝説になってますよ、きっと)
ボロボロになる前に、他の学校、または他の働き方に移りましょう!

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